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 ご無沙汰しています。今回は、流行冷めやらぬ「風疹」についてお話しさせて頂きます。今年に入り、風疹はすでに4月7日現在1,202例の報告があり、その患者の多くは、30~50代の男性で、都市圏を中心に報告されている状況です。風疹は「三日はしか」とも言われますが、そもそも風疹とはどのようなものなのでしょうか。

 風疹は、ウイルス性の疾患で主にくしゃみなどで飛ぶ唾液の飛沫を介しておこり、2~3週間程度の潜伏期を経て、発熱・全身性の発疹(皮膚面よりやや隆起)・耳たぶの後(リンパ節)の腫脹を呈します。発熱や発疹の症状は3日目に軽快することが多いため三日はしかとも言われているようですね。

 一度罹ることで風疹に対する免疫がつきますが、時間の経過とともに減少していくことや感染しても成人の場合症状が目立たないケースも3割近くあると言われています。また、妊娠初期の女性が風疹に感染した場合、先天性風疹症候群(難聴・先天性心疾患・白内障等)を発症するリスクがあり、妊娠1ヶ月では50%程度とも言われています。かなり高くてびっくりです。

 予防には、ワクチン接種が推奨され1回の接種によって約16年間は免疫が維持可能になります。その後、時間の経過とともに低下していきますが、それでも疫学データによれば風疹の感染リスクを増加させるほど免疫の減弱はないとされています。つまり…一度接種して免疫さえつければとりあえずは安心ということですね。

 しかし、なかにはワクチン接種しても免疫が十分つかないケースもあります。特に妊娠を考えている女性は、妊娠後にワクチン接種ができないこともあり、妊娠前に自身の免疫を調べておき基準より低ければワクチンを接種しておくことが大切ですよ。

 また、1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性においては、国が定める定期接種を受けられなかった時期に該当し、発症のリスクが考えられます。ですがそんな期間に生まれたあなたに朗報です。国が第5期定期接種の機会を設けることが決まりました。しかも2022年末までに市町村から配布されるクーポンを使えば検査から接種まで無料です。これは受けなきゃ損ですよ!

 はやく風疹を撲滅できたらいいのにと願う今日この頃です。それではまた。